2008826日追加 →

 

 

先日、『真性土居中スレ』に「1.16事件」のあったころ「校長は外に出ていていなかった」という情報を土居中が公式に出したことが載りました。

こちら→1531さん)

そして、『緑の玉の隠れ掲示板(土居中・現役&卒業生GO!)』で、そのことに対して討論がなされ、生徒たちの怒りが湧き上がりました。

ところが、そのよる遅く、「月光仮面さん」が次のような書き込みをされました。

どうせ生徒にはできんよ

 投稿者:月光仮面 投稿日:2008 7/3 23:39

 

みんな、一生懸命考えているところ、申し訳ないが、生徒がどうあがいたって、この権力構造はどうにもならんよ。隣保館館長のお達しで全ては動く。教育委員会が動く。学校幹部が動く。学校下っ端教員も動く。新教育委員長にも期待はできん。土居の同和団体はそのくらい、ありとあらゆる卑劣な方法を身につけてきたのだ。

 

 

これは、学校をよくするために一生懸命話し合いをしていた皆さんにとっては、冷や水をかけられたような、ショックな発言だったに違いありません。しかし、これは荒らしではありません。むしろ、今の土居の、いや四国中央市教育界の現状を正確に表しているものです。

つまり、今の教育界の現状は、「掲示板を告訴する云々」と言う以上に酷い!!ということです。

 

さて、ところが、翌日夕方16時半過ぎ、次の書き込みが現れました。

土居中生の皆さんへ

 投稿者:一卒業生 投稿日:2008 7/4 16:36

フォームの始まり

フォームの終わり

 

 

「KY」という言葉をご存知でしょうか。
「空気が読めない」若しくは「空気を読め」他と協調する事を美徳とする日本人ならではの言葉です。
「空気を読む」事は確かに必要な事ではあります。然し判っていて其の反対の事をするのを恐れないことも又重要な事なのです。
第二次大戦前の日本をご存知でしょうか。大正時代を勉強したとき「デモクラシー」という言葉が出たのを覚えていますか。
「デモクラシー」つまり「民主主義」という意味です。「言論の自由」とも言えるでしょう。
然し、其の「デモクラシー」はあっという間に掻き消されていきました。

昭和恐慌・満州事変の後、日本は大陸へ、生存をかけて手を伸ばしていきました。「戦時に備えるために」政党は解散し、
「大政翼賛会」という名のものが現れてしまいました。「バスに乗り遅れるな」の合言葉に
日本国民(例外も在ったには在ったが最後は参加せざるを得なくなった)は危険な「バス」に乗ってしまうことになりました。
此れは実話です。しかも日本で起きたことです。
勿論それに反対した人も沢山居ました。
(実際、国家総動員法は一度衆議院で既成政党により否決寸前になりましたが近衛首相(大政翼賛会の初代総裁となった人)の衆議院解散により票を奪われることを危惧した政党は賛成に回りました。)
然し其の濁流を止める事は出来なかったのです。
そして日本は自由にものが言えない社会になりました。多くの人がそういう「空気」を読み一気に流れて行った結果です。
其れだけが原因では無いかも知れませんが大いに言えることだと思います

何が言いたいかというと、どの様な環境に陥っても皆さんに決して「自由」という物を放棄してほしくないということです。
一度放棄してしまってからではもう一度「自由」という物を獲得する事は大変難しいのです。
自由にものを言ってはいけないという「空気」を作り出そうとする人も居ることでしょう。
またそうして永遠に意見を封じ込めようとする人も居るでしょう。
そんな時「空気が読めない」と思われても構いません。
最初自分が「おかしい」と感じたことを忘れないでください。
決して「みんなが言うから」と合わせる必要は無いのです。

随分長い文章になってしまいました。歴史に関する事ですから判りにくい事も有るでしょう。
このような文章はもしかしたら「KY」だと思われるかもしれません。
でもそんな歴史を是非覚えていて下さい。

 

 

 

これに対する返信は、深夜遅くになってから、入ります。

 投稿者:リリア 投稿日:2008 7/5 00:15

一卒業生さん。ものすごく感動したわ。
歴史は、また教科書を読み返してみる。
あなたのような人を先輩に持って、わたしは誇りに思う!!

 

 投稿者:服部平次 投稿日:2008 7/5 06:42

一卒業生さん。アンタはえらい。それにすごいよ。本当にアンタみたいな高校生がいてはるってことは、土居町の誇りやな。歴史に対する見識も深いな。そのとおりなんや。自由を獲得するのはむつかしいんや。そして、それはちょっとした油断やしり込みから失ってしまう。おれが言いたいのもそこや。むかし、ナチス・ドイツもその道を歩んだ。その歴史をローカルに、今四国中央市で繰り返してはならないって子とよ。

 

 

 

私も、この一卒業生さんの書き込みには深く感動しました。

言論の自由を守る!!

その熱く強い思いを、これだけ冷静にかつアカデミック(学術的)に高校生が書けるということがすばらしい。今、「掲示板を市教委が告訴した」と震撼が走っているさなかでですよ。多くの人は、「警察に捕まったらいけない」と、言いたいことも言わず、言うべきことも控え、心配の予兆を感じても声を上げることなく、成り行きに身を任せようとする。特に土居町の住民はその恐怖心が強く、絶対に表に出ようとはしない(仕方のないことです)。

 

そんな中で、堂々と、しかも淡々と、アレだけのことを書ける高校生がいる。そのことに、私は、深く感動しました。

 

その心の奥も手に取るように私には見えます。

純粋に、一生懸命に、「いけないことはいけない」と考えている純粋な中学生に対して、立ちふさがる厳しい現実の壁。

純粋な中学生たちは、挫折感を味わうかもしれない。

だからこそ、今何が大切なことなのかを伝えなければならない。

 

これが、一卒業生さんの、熱い想いだったのでしょう。

 

 

そして、一卒業生さんについて言えば、『集まりんしゃい』『真性土居中スレ』『真の人権同和教育!』3つの掲示板を、それぞれ「Ctrl+F」で検索ウィンドウを開き、「一卒業生」で検索して見ていってください。

自分の中学時代の苦しかった思い出を語る、高校生として分かる情報を与えてくれる、参観日の講演会には実際に出向いていって講演会を聴きその情報をくれる…、など、一卒業生さんの書き込みは、常に誠実な行動そのものなのです。『掲示板告訴』の以前も以降も、変わることなく、誠実に、淡々と自分にできるよりベターなことをされている。

その姿に、私は頭が下がる思いがします。

多くの大人がKY(空気を読ん)で、口を閉ざし、叩かれないようにしようとする中で、一人の高校生が、『集まりんしゃい』のはじめの頃から、終始変わることなく、その思いを書き続けていること。

 

私たち大人は、この一人の勇気ある誠実な青年を見習うべきではないでしょうか?

 

 

 

英雄、現る!!

 

私は、このような人をこそ、英雄と呼びたいと思います。

土居町にこのような若い英雄が今、現実にいることをうれしく思います。

勇士たちの力が集まれば、第2の渋染め一揆となるでしょう。

それは、土居町が世界に誇るものとなることでしょう。

その可能性を感じて、この項を日本全国に向けて発信しました。

 

小泉政権以来日本は、危ない方向に進み始めました。

小泉氏のような(にせ)の「英雄顔」をした人にだまされないように。

下手をすれば、土居町発の「大政翼賛会」ができ、土居町発の「国家総動員法」さえできかねない、言論の危機です。

 

もう一度、一卒業生さんの言葉を味わって欲しいと思います。

 

 

 

何が言いたいかというと、どの様な環境に陥っても皆さんに決して「自由」という物を放棄してほしくないということです。
一度放棄してしまってからではもう一度「自由」という物を獲得する事は大変難しいのです。
 自由にものを言ってはいけないという「空気」を作り出そうとする人も居ることでしょう。
 またそうして永遠に意見を封じ込めようとする人も居るでしょう。
 そんな時「空気が読めない」と思われても構いません。
 最初自分が「おかしい」と感じたことを忘れないでください。
 決して「みんなが言うから」と合わせる必要は無いのです。

 

一卒業生さん、ありがとう。

私たちが探していた宝物は、緑の玉そのものではなく、その中から生まれてくる、こういった「声」だったのです。

そして、この「声」が生まれるためには、一人ひとりの、一つ一つの書き込みが必要だった。つまり、月光仮面さんも含めて、書き込みをされた全ての人が

勇士

だったのです。

みなさん、ありがとう!!

声を出すことを控えてじっと機を伺って待つことも大切です。

そして、時代の大きな流れがどのように動いているか、過去の歴史に学び、現代、今の流れを読み取り、そして、機が熟したときに動く!!

 

これは、いきなりできることではありません。

毎日の生活の中で、何度も、その分水嶺はあるのです。

また、1年間というスパンの中でも大きな分水嶺があるのです。

 

一卒業生さんは、中学校時代に、人権集会で自分の考えを発表しようとしたが、そのときの周囲の雰囲気、後ろに立っている先生の視線を感じると手を上げられなかった、と独白してくださっていました。

それを、卒業した後も、後悔の念とともに、つい昨日のことのように語った一卒業生さん。

 

これこそが勇士の第一条件でしょう。勇士とは、はじめから強い存在ではないのです。

自分の弱さを見つめること。正当化したりウソで塗り隠したりせずに、自分の弱さを正直に見つめること。

これが、毎日積み上げられて、はじめて台風が吹いても折れない強靭な竹のような強さになるのです。

 

 

中学時代から土居中色には染まらず、しかしそれがゆえに後悔の気持ちも持って卒業し、その後悔の気持ちの上に立って、今、この大切な百年スパンの分水嶺に立って、あの声を上げた一卒業生さん。私は、あなたを尊敬します。

そしてまた、「掲示板を告訴」という中でも恐れずに自分の考えを堂々と書き込まれた全ての人を尊敬します。

 

 

 

以下2008826日追加

 英雄とは その2  こちら →

(黒い画面上を右クリックして再生をクリックしてください。)

 

彼のフラッシュ「所感」は自分がネットサーフィンをしていた時に偶然発見したものです。
 登場する「上原良司」と言う青年は「聞けわだつみの声」でも紹介されています。
 自分はあのフラッシュを今の土居中生にも是非見てもらえたらとも思います。
 どう言ったら良いのかは判りませんが自分が見てきた中で一番心を動かされるようなものでした。
 そこで一つお願いが有ります。
 若し宜しければリンク先を「英雄とは」の欄の一番下にこっそり貼り付けて頂く事は可能でしょうか。
 自由と言うものが無かった時代に生き、死んでいった青年の主張を多くの人に知ってほしいのです。 

 

 

このようなお便りをいただきました。

早速、皆さんにご紹介いたします。

私も10回見ました。一回だけでは、読みきれない部分があって…。

感動しました。

                大山大仏