ネットで学校中傷

         四国中央市教委

       匿名投稿者に告訴状

 

四国中央市の中学校に対し、インターネットの掲示板で氏名不詳の書き込み者が誹謗(ひぼう)中傷を続けたとして、市教育委員会は十六日までに、名誉毀損容疑で四国中央署に教育長名の告訴状を提出した。同署は「受理はしていない。検討中」としている。

市教委によると、同掲示板は五月下旬ごろに作成され、同校の運営方針への誹謗や同校教諭の実名などを挙げての中傷が続いていたという。掲示板の管理者へ削除要請し、一部は削除されたが、その後も悪質な書き込みが繰り返されてきたとしている。

市教委は「このままでは学校現場が混乱しかねない」と告訴状提出に踏み切った理由を説明。掲示板の書き込みの中で、特に悪質と思われる部分を資料として同署に提出したという。

 

(愛媛新聞 2008年6月17日火曜日朝刊第4面より)

 

 

 

 

ほかの新聞ではこの記事は出なかったそうである。さすがは愛媛新聞。そして、記事のまとめ方も客観的で、大変分かりやすい。さらに正確である。

分析してみよう。

 

 

 

『四国中央市の中学校に対し、インターネットの掲示板で氏名不詳の書き込み者が誹謗(ひぼう)中傷を続けた』として、市教育委員会は十六日までに、名誉毀損容疑で四国中央署に教育長名の告訴状を提出した同署は「受理はしていない。検討中」としている。

市教委によると、同掲示板は五月下旬ごろに作成され、同校の運営方針への誹謗や同校教諭の実名などを挙げての中傷が続いていたという。掲示板の管理者へ削除要請し、一部は削除されたが、その後も悪質な書き込みが繰り返されてきたとしている。

市教委『「このままでは学校現場が混乱しかねない」』と告訴状提出に踏み切った理由を説明。掲示板の書き込みの中で、特に悪質と思われる部分を資料として同署に提出したという。

 

 

 

 

 

市教育委員会は十六日までに、名誉毀損容疑で四国中央署に教育長名の告訴状を提出した

同署は「受理はしていない。検討中」としている。

 

これがこの記事の骨子である。そして、

市教育委員会が、名誉毀損容疑で四国中央署に教育長名の告訴状を提出する

という全国的にも異例の行為を行った理由がまとめられているのである。

 

        名誉毀損容疑の根拠

@『四国中央市の中学校に対し、インターネットの掲示板で氏名不詳の書き込み者が誹謗(ひぼう)中傷を続けた』

A『同掲示板は五月下旬ごろに作成され、同校の運営方針への誹謗や同校教諭の実名などを挙げての中傷が続いていた』

B『掲示板の管理者へ削除要請し、一部は削除されたが、その後も悪質な書き込みが繰り返されてきたとしている。』

C『「このままでは学校現場が混乱しかねない」』と告訴状提出に踏み切った。

 

 

 

 

 

 

  上記根拠の問題点

 

@、Aともに、「誹謗・中傷」と言う言葉を、その根拠の中心としていることが分かる。Bの「悪質な」と言うのも、「誹謗・中傷」と同意語ととらえてよかろう。

 

さて、では聞きたいのだが、うつ病が治りきってない教師に対して、その上司に当たる教師が、「去ね!去ね!病気の奴は!」と、その背中に向かって言葉を投げつけることは、悪質であるとは言わないのであろうか?

「先生、病気なんじゃきんウロウロしたらいかん」と校内での行動を監視したり制限したり、さらに病気休暇を本人の意に反して無理やり取らせるなどの行為は、悪質であるとは言わないのであろうか?

 

それらのことに対して、公開質問もしているにもかかわらず、無視を決め込み、掲示板の上でも、土居中学校や教育委員会からの返答は一切ない。そして、軌道を外れそうなときには「それはちょっと違うんじゃないか?」と言ったような自己規制をきちんと保ちながら、討議が進んでいた掲示板を、突然、無差別爆撃東京大空襲のような、コピペ爆弾で荒らしまくったことは、悪質ではないのだろうか?

 

掲示板の討議の中で、根本的な部分は、土居町の同和教育のやりかたについてであった。

そして、もっとも大切なことは、

異を唱えれば潰される

と言うことであった。

直接聞いても一切無視し、さらには弾圧を加えて潰してくる学校に対して、直接話すことはできず、唯一、言論の自由が保障された場が、この掲示板であった。

 

ほかの掲示板と比べてみて欲しい。一部荒れた部分があるにしても、みんなが真剣に討議しようとしているのは一目瞭然である。それに対して、さまざまな手で荒らしを入れてくるのは学校やその関係者である。

 

ここに及んで、「誹謗・中傷」と言うが、A教諭にさまざまないやがらせをしてその教師生命を脅かした時点で、すでに、学校側ははるかに悪質な行為を実際に、行っていたのである。

 

実際に行われた、生存を脅かす行為

             と

それを含めて土居中、土居町の教育のあり方について討議する

ことと。

どちらの方が悪質であるかは、明らかであろう。

 

土居中教師には、常に選択の自由が与えられていた。

A教諭やBさんをいじめた行為を認めて、謝罪する

ということである。しかし、彼らはそれをしなかった。彼らが、人間として当然やるべきことをしなかったこと、ここまで事態を長引かせてしまったこと、そこに、『混乱』の責任はある。

 

もうひとつ、声を大にして訴えたいことがある。

学校は教育の場である。

そこに、魑魅魍魎たる権力が介入して、生徒の心を潰してどうするのだ!!??

もう一度、言う。

学校は教育の場である。

紫陽花の花びらは一枚一枚がみな違う。その一人ひとりの想いを、気持ちを受け止めることが教育なのである。斬って捨てることが教育なのではない。

力関係を見よ。

教師の方が、生徒よりも権力を持っている。強いのだ。

悪口を言われるからには言われる原因がある。どうして、まずそれを聞こうとしないのか?受け止めようとしないのか?それが、教師の教師たるべき仕事である。よく聞いて、受け止めて、自分に非があると思ったら「ごめんな」と言う。それをしてこなかったから、掲示板に、噴き出てしまうのではないか?

 

潰してしまうのはやさしい。

権力者が、無防備な生徒を潰してしまうのは、いともたやすいことだ。

 

それで、いいのか!!??

 

愛媛県の教育の歴史の中に、そのような汚点をつけてもいいのか?

 

はっきりと言う。

 

市教育委員会が、名誉毀損容疑で四国中央署に教育長名の告訴状を提出したのは、大きな過ちである。『「このままでは学校現場が混乱しかねない」』と告訴状提出に踏み切ったのは、大きな過ちである。

 

 

 

幸い、賢明な人がいた。四国中央市は救われた。

同署は「受理はしていない。検討中」としている。

四国中央署が、受理しなかったこと。これによって、四国中央市は救われた。

教育が、警察によって救われた。

 

四国中央市の教育界は、土居町の運動団体の攻撃を受け続け、もはや蜂の巣状態である。墜落前にもはや自分では判断できずに、運動団体の言うがままに放った一撃が、今回の告訴爆弾であった。

 

教育界はもはやこのような状態である。

 

共産党の青木議員さんの勇気ある一般質問と、それに賛同された議員の方々に、四国中央市の教育界を守って欲しい。四国中央市の賢明な方々に、四国中央市の教育界を守って欲しい。トップリーダーの聡明なる市長さんを中心にして、どうか、守って欲しい。

 

どうか、掲示板やこのサイトを読み込んでいただきたい。

真性土居中スレは、無差別爆撃コピペ荒らしが削除されているので、そのひどさが分からないであろう。

原典資料を発表するつもりである(こちら→)。その後の書き込みの中にあったが、無差別爆撃コピペ荒らしこそ、もっともひどい暴力的なものである。

 

政治が教育に介入できないのは知っている。しかし、今は非常事態である。土居町の同和運動団体が教育に介入しまくっているのだ。

彼らの思うがままに踊らされたら、土居町のみならず四国中央市の未来が危なくなる。

 

子供たちを守って欲しい!!

 

子供たちの命と心を守って欲しい!!

 

 

                2008年6月18日 大山大仏