希 望 以前にも申しましたが、S市にはトップリーダーの市長さんを初めとして、すぐれた指導者が居られます。教育界においては、現教育長さんの人間性にどれだけ多くの人が助けられてきたことでしょうか。A教諭も、教育長さんを人間としてまた武道家として常に尊敬しています。 今回のD中学校の問題は、長年ずっと潜在化していたものが、機が熟して噴き出したものと我々は考えます。「秩序の維持」と「人間の尊厳」。教育現場においては、その両立がむつかしい時があります。 しかし、日本中で「格差」が進んでいくこのようなときだからこそ、 「人間の尊厳」 という問題が問われているのではないでしょうか? とすれば、これは、まさに一人ひとりの内なる問題であると言えます。 市教委の教育長室は常にオープンでした。困った人が訪れると、いつも教育長さんは、温かく迎え入れて、受け止めてくださいましたね。多くの人が、それによって助けられましたね。教育長という立場からではなく、 一人の人間として 関わってくださったのでした。私たちは、多くの方から、そのような声を聞いています。 このようなすぐれた方々をリーダーとして過ごせるS市の皆さんは、幸せです。 そのように考えると、厳しい状況ではあるけれど、今まさに一つのチャンスの時なのではないでしょうか? 一人ひとりが、その立場を超えて、一人の人間として、《まごころ》を持って、本心で、新しい出会いを創り出していくことが出来たら、まったく新しい 解決と創造の道 が拓いていくのではないでしょうか? 百人いれば百人すべてちがいます。みんなが安心して自由に考えを言えて、しかも、相手を常に尊重し、やっつけるのではなく、ともに響きあって創り出していく、そんな、新しい「解決と創造の道」があるのではないでしょうか? まもなくサクラの花が咲き始めるでしょう。そして、新しい春が来る…。まさに開かんとしているつぼみを見ているとき、ふとそんなことを考えたのです。 今まで、このサイトはかなり切迫したものでした。目の前で、今にも倒れそうな生徒がいる、教師がいる、それを放っておけなかったからです。 しかし、冬が過ぎて新しい春が来ました。別れと出会いの、はざ間のこの今。ちょうどこのときに、それぞれが、心の中に新しい花を咲かせることは出来ないでしょうか? このサイト全体が、今、大変アンバランスなものになっています。 あの切迫した状況の中でつくったページが、まだ一部、張り合わせた状態で残っているからです。今も苦しんでいるBさん達がいることを思えば、そこから目をそらしてしまってはいけない。 しかし、どうしても信じたい。まごころの華が広がっていくことを。希望の光がより強く輝いていくことを。 S市D中はそれが出来るのではないでしょうか? S市で出来れば、となりの私たちのN市にも広がります。そして、E県に広がるでしょう。そして、全国に。世界に。 2008年3月28日 ※ ※ ※ 3月28日に、幹部自らが土居中の新生のために変わって欲しいという願いをこめて、重要部分を削除し、サイトを一新したのでしたが、残念ながらそれでは甘かったことが分かりました。 サイトは3月27日以前の状態に戻しました。 時間はかかるのかもしれませんが、希望を捨てることなく歩んで生きたいと思います。 2008年4月14日 |