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うつ病に苦しむあなたへ

 

 

この病は、責任感強く誠実で真面目で優しい人がなる病です。

まずそのことを頭においてください。

 

そして次に、知ってほしいことは、

この病は必ず治る

ということ。

今は病気そのものの苦しさ(親しい人でさえ理解できないのです)、社会の差別・偏見に絶望するかもしれません。「もう終わりにしてしまいたい」という衝動に駆られることが何度もあるかもしれません。

そういう時は、動かないで。じっとうずくまって、嵐が過ぎるのを、待ってください。辛抱強く、絶えてください。

 

明けない夜はありません。必ずよくなります。

 

 

 

いま全国でうつ病に苦しむ人は、急激に増加しています。

このことには深い意味があります。

 

どうしようもなく行きづまり、自滅の危機さえ迫ってきた地球。

急速に進む格差社会(日本だけではありません)。

軽んじられる人間性。

そんな中で、「自分を横に置いても他人のために」という気持ちを持って頑張ってきたあなたが、どうしてうつ病になってしまったのでしょう?

 

 

うつ病は《創造の病》です。

うつの嵐が過ぎていったとき、あなたには、それまで見えなかった大切なものが見えるようになります(「大切なものは目に見えないところにある」『星の王子様』)。それがこの地球とっても必要なのです。現代の閉塞してしまった地球が新たな道を見出すために。

 

真っ暗な中で一本のろうそくに灯が燈る様子を思ってみてください。暗闇の中に燈る一つの光。この光こそが人間の心に本当の安らぎをもたらしてくれます。

次は、あなたが、同じように苦しむ人にその灯を分けてあげることによって、救われる人がでてきます。1本の灯は2本の灯になります。

想像してみてください。真っ暗な星あかり一つない闇夜に、1本のろうそくが燈る。やがて別の場所でも1本燈る。また1本、そしてまた1本…。

 

 

 

あなたは、自分をいたわって、嵐が過ぎるのをじっと耐えてください。

必ず嵐は過ぎ去ります。

無茶なことを決してしないように。最後の力を振り絞って嵐の中に飛び出すようなことは絶対にしないでください。

力が回復したら、無理をしなくても平気で嵐の中を歩けるようになります。

今はじっと辛抱して。耐えて。

 

今は孤独でも、必ずあなたを助けてくれる人が現れます。

そして、元気なときには決してわからなかったであろう、人の優しさを見出すでしょう。その絆のこそは、他の何物にも変えがたい宝となることでしょう。

あなたは、決して一人ではありません。

そのことを、忘れないで。

 

 

 

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